神様になった日 第11話 【あらすじ・感想】 陽太に心を開かないひな。ひなは芝と施設で暮らす方が幸せなのか…?

アニメ

 

 以下感想(ネタバレ注意)

 

施設に潜入した陽太!ひなの様子は…

 

施設の中で1日過ごすひな。

 

ご飯を食べるのも、運動をするのも、散歩をするのも、トイレやお風呂さえも全て誰かの手を借りないと一人では満足にできない…。

 

いつも虚空を見つめ、感情や考えがあるのかないのかそれすらもつかめない。

あんなに元気でよくしゃべるひなとは到底信じられないほどに…────。

 

芝はひなの些細な目の動きから感情を読み取って優しく接します。

なんとなく芝には心を開いているように見えるひな。

 

この中に陽太が入っていける隙間なんてあるんでしょうか…?

 

陽太は芝に掛け合い、17時から夕食までの1時間ひなと接することが許されました。

 

この施設に潜り込めるのはせいぜい2週間。

その間に本当にひなをここから連れ出せるのか…。

 

声をかけても、名前を呼びかけても、全く陽太には反応しないひな…。

それどころか激しく陽太を拒否!

 

夏休みのひなと今のひな、もう全くの別人なのかな…。

 

 

陽太「ひなは他の子より症状が重いんですね」

 

芝「ええ、でもひなちゃんにとっては幸運です。ここにいられて。ハンディキャップを持った子どもたちは世界中にいますが、ここまで充実した施設に入ることは経済的になかなか難しいんです」

 

 

ひなに一番いい場所はここなのか。

 

ここに来て長い時間を共に過ごし、やっとひなと心が通じ始めたという芝。

 

ここに来たばかりのひなは心を閉ざし、誰の呼びかけにも反応しようとしませんでした。

今は芝という信頼できる相手がいて生きることに困らない設備やスタッフがあって…。

 

陽太がどんなに「家に帰ることが一番」だと心の中で思っていても、それは本当に今のひなが望んでいることなのかどうか…。

 

どんなに芝に言葉を尽くそうと、今のひなの状態では到底一緒には帰れません。

芝にも信用してもらえないのも無理はない。

 

 

 

 

ひなに語り掛ける陽太!ひなは心を開くのか…

 

夏休みのことを思い出してもらおうと、神話の絵本を読んでみたり、夏休みの思い出の話をしたり。

だけどやっぱりひなは陽太のことを見てはくれない…。

 

 

陽太「ひなの中に僕は今もいるのだろうか…?もしかして、頭の手術の後遺症で僕と過ごした記録が消えてしまったとか…」

 

 

「残っているかも分からない記憶より、これからひなが学んでいくことの方が大事」…。

芝の言葉が正論すぎる。

 

 

芝「それは果たして本当にあの子だったのでしょうか?あなたはその革新的な機械に向けて話しかけ、その機械が反応して言葉を返していただけ、そうは取れませんか?」

 

 

それはあの夏の日の思い出を全て否定する言葉。

 

陽太があの日過ごしたひなという存在は、ただの機械だったのか…。

本当のひなと、機械との境界線とはどこなのか…。

 

どんどん分からなくなっていく。

 

落胆する陽太に伊座並さんから電話が。

 

 

伊座並「私ね、好きなの。一緒にいる成神くんとひなちゃんが好きなの。すごくすごく大好きなの。だから、そんなに悩んだり迷ったりしないで自分を信じて」

 

陽太「僕たちと過ごしたひなは、本当のひなだったよね…?」

 

伊座並「もちろん」

 

 

その後も色んな人から電話がかかってきたり、自分から電話をかけたり。

みんなみんな、ひなのこと心配してくれてるだね!

 

もう一度頑張る気持ちを取り戻した陽太!

 

あの日のひなが好きだったもの…。

 

それはテレビゲーム!

 

なんとかテレビとゲームを手に入れ、ひなと遊び始めた陽太。

芝はゲームで遊ぶことに大反対ですがw

ゲーム脳信者か!?

 

少しずつゲームで遊び始めるひなですが、いちいち陽太が大きな声で指示するから怖がりまくる(>_<)

 

何でお前はそうやって大きな声出すの!!

 

ひながパニックになるたび優しくなだめる芝。

この人はこの人で、ひなを世話することに依存しすぎないような…。

 

 

芝「大丈夫。あなたには私が幸せな時間を与えてあげるからね」

 

 

12年前、一人で娘を産んだ芝。

しかし、その子にはすぐに先天性の珍しい病気が見つかり、治療と研究のため娘とすぐに引き離されてしまった。

 

結局、娘は治らないまま…。

 

絶望から芝を救ったのは、研修で訪れた小児科の施設。

 

娘さん代わりの子どもたちを救うことで、自分の心の穴を埋めてきた芝。

 

 

芝「大丈夫私が守ってあげるから」

 

 

 

 

ひなとの関わりを諦めない陽太!

 

少しの失敗で逃げていられない!

 

もう一度、ひなとゲームをする陽太ですが、満足にゲームを進められないひなにやっぱりあれこれ口出ししてしまうw

何でお前はそう口うるさいの!?

 

ボスにフルボッコされて癇癪を起こすひなw

 

 

陽太(僕のやっていることは正しいんだろうか)

 

 

これで本当にひなの心を取り戻すことができるの…?

 

陽太といる時よりも、芝といる時のひなはとっても穏やかで楽しそう(^^)

 

今までひなに何でもやらせようとしていた陽太ですが、大事なのはひながやりたいかどうか!

無理やりやらせるのではなく、ひながやりたいと思うまで待つことにした陽太。

 

ひなに興味を持ってもらえるように自分や伊座並、お父さんやお母さんなどの似顔絵カードを作成!

 

しかし、陽太のカードだけはどんなに渡しても放り投げられるw

もう嫌われてるんじゃないのw?

 

ゲームの方も、ひながサクサク進められるように徹夜でレベル上げ!

それは今陽太にできる数少ない唯一のこと。

 

ひながゲームを見た!

チャンスか!?

 

陽太がレベルを上げていたのボスだってらくらくクリア♪

 

サクサク進むストーリーにひなも楽しそう(^^)♪

初めて陽太に笑顔を見せてくれた!

 

 

陽太(いつまでもいつまでも、こんな時間が続いてくれたらいいのに)

 

 

短時間で心を開いたひなに、陽太の報告書を閲覧した芝。

あ、これはやばい…。

 

鈴木少年の力で施設に潜りこんでいた陽太。

もちろん報告書の内容はでたらめ…。

 

ついにバレてしまったかー…。

 

 

 


 

陽太!!!

もーー!!

 

陽太―――!!!

 

ひなはお前と会ってた頃のひなと違うんだからもう少し優しく穏やかに接せられないの!?

 

なんでいちいち大声出すの!!?

 

でもまぁ、陽太にとってひなとの関わり方ってああいう感じだったんですよね。

 

陽太以上にうるさいひなの相手をしていたわけだし、あれが陽太にとっては普通だったのに…。

 

ひなにとって、どこに誰と居るのが本当の幸せなのか…。

 

あのまま、あの施設の中で芝とだけ触れ合って、心を開いて生きていく方がいいのかな…?

 

ひなのお父さんは、ロゴス症候群はいずれ死に至る病だと言っていましたが、残されたひなの時間がどれくらいか分からないけど、あんな狭い中で生きていくのがひなのためなのか…。

 

答えが出ない問いを考え続けるのは、常に自分の行動を顧みなければならないこと。

 

陽太はどんな答えを出すのか…。

 

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