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キノの旅 第9話 【あらすじ・感想】 旅人を狙う山賊の話、ポイントを貯めて人を殺したい男の話、キノの料理の話など盛り沢山!
以下感想(ネタバレ注意)
評判の悪い国に来たキノ。しかし実際は…
今から行く国は旅人の間でかなり評判の悪い国…。
そんな国にも行くんですねw
逆にどんなに評判が悪いのか気になるキノw
山の上から国を見下ろす分にはとても綺麗な国のようですが…?
エルメス「とっても思い出深い、一生忘れない国になるかもよ?」
3日間の滞在を申し出たキノ。
門番はかなり無愛想で不機嫌そう…。
怖い…。
門番「我が国へようこそお越しくださいました!ご来訪心より歓迎いたします!」
めちゃ丁寧な対応w
笑顔で気持ちよく接してくれる。
国の噂は嘘だったのか?
街の人たちも心からキノの訪れを喜んでくれる!
違う意味で肩透かしw
泊まる所を探しているキノに、みんなで精一杯頭を使って考えてくれます。
いい人達じゃん!
さくら「こんにちは旅人さん!私、さくらっています!」
さくらの家は宿屋さん。
泊まっていて欲しいと言います。
さくらちゃん可愛い子(*^^*)
さくらを見て少し感慨深い気持ちになるキノ。
さくら「キノってお名前、短くて響きが良くてとっても素敵ですね!」
キノ「僕も昔そう思ったよ」
さくらも綺麗な名前だけど、友達から「根暗」「オクラ」とよくからかわれるらしい。
エルメス「どうしたのキノ?」
キノ「なんでもない。説明できるようなものじゃないよ…」
案内されたさくらの宿屋。
とっても綺麗!
ご両親もとてもいい人!
国の案内役を買って出たさくら。
行きたいところにどこでも連れて行ってくれます!
とりあえずは銃のメンテナンスにパースエイダー屋さんへ。
キノの銃、『カノン』を見た主人はとても感慨深げ。
他にも町の色々な所を回り、そしてどこでも親切にされるキノ。
キノも楽しそう(^^)
カノンを修理してくれた主人。この人もしかして…
次の日。
戻ってきたカノンは今までで最高の状態に!
主人「ちょっと聞きたいんだが、昔、自分の教え子には「師匠」と呼ばせている凄腕のパースエイダー使いがいた。だいぶ前の話だ。その人のこと知らないかな?」
キノ「いいえ、知りません」
カノンを直してくれてもお金を取らないどころか、新しい銃までくれてみっちり射撃練習までさせてくれる店の主人。
くれた銃の名前は『森の人』。
昔、旅をしていた主人が愛用していた大切な銃。
主人「昔みたいにこいつに旅をさせてやりたいんだ」
キノ「分かりました。使わせてもらいます」
店を出るころにはもう夕方。
さくらが連れて行ってくれたのは、夕日がとてもきれいに見える城壁の上。
さくら「ここが私の一番好きな、一番素敵だと思う場所です。いつかお客さんが来たら絶対に案内しようと思っていて、キノさん達が最初です!」
将来は両親の仕事をついて立派な宿屋の観光案内になりたいさくら。
未来を語るさくらの顔が眩しい~(>_<)
圧倒的若さ!!
すっかりさくらと仲良くなったキノ!
さくらママ「ねえさくら、さくらさえ良ければ旅に出てもいいのよ?」
さくら「…ううん!私はどこも行かないよ。ここで勉強して、ここで一番の案内人になる!それが私の夢だもん!」
そうか…。
親切な国の真実
次の日。
つまりキノが滞在する最後の日。
見かけたのは随分年齢の若い夫婦の結婚式。
将来幸せになれるというブーケ代わりの花の種を無事ゲットしたキノとさくら(^^)
仲良くて姉妹みたいw
戻ってみると宿屋の前には門番が…。
門番「キノさん、エルメスさん。そろそろ出国の準備もお願いします」
キノ「その、…もう1日2日滞在できませんか?」
おお!?
3日ルール破るの?!
しかし入国で申告した3日という決まりはこれ以上伸ばせない…。
たくさんの人に見送られ、野宿にいい場所のアドバイスも受け、手土産ももらって出国していたキノ。
キノ「こんなに親切にされて楽しかった国は初めてです。では、またいつか────」
またいつか。
楽しかった3日間。
しかし、噂とは全く違っていましたね。
あの噂は何だったのか…?
夜になり何か異変を感じるキノ。
巨大な爆発音とともに火山が噴火!!!
発生した火砕流はあっという間に国を飲み込んでいく…。
ああぁぁぁあ…。
キノ「今から僕があそこに行って何かできることあるか?」
エルメス「ないよ。あれじゃあ全員死んでる。逃げる暇もないよ。だからキノにできることもない」
一夜明け。
キノが楽しんだ国はもうなくなってしまった…。
昨日まであったのに…。
もらった手土産の中には、さくらのお母さんからの手紙。
『キノさんへ、エルメスさんへ。
あなた方がこの手紙を読まれているときにはもう、私たちはこの世界にはいないと思います』
一か月前から、今日この日、こうなることが分かっていた国の人たち。
国を捨てることもできたけれど、国の人たちはこの国に留まることを決めました。
今まで旅人に対して失礼な態度ばかり取っていた国…。
それを後悔した街人たちは、旅人にとって快適な国になるように心を入れ替えることにしました。
国がなくなった後に、嫌な記憶だけが残らないように…。
しかし、今までの行いが悪いせいで旅人は全く来ないまま国の終わりまであと3日…。
その時にやってきたのがキノとエルメス。
だからみんなあんなに親切だったのか…。
キノが国を最後に訪れる一番大事な旅人だったから…。
国が滅ぶことを知っているのは大人だけ。
キノと一緒に旅に出そうとも考えましたがさくらの夢は両親の後を継いで立派な案内人になること。
『あの子は私たちが連れて行きます』
もうひとつの包みの中には、さくらからの手紙が。
さくら『これは私が持っていても仕方がありません。あなたのです。お気をつけて、私たちのことを忘れないで』
それは結婚式でキノが取ってくれた幸せを呼ぶ花の種。
知っていたのかな…。
自分が死ぬこと…。
店の主人からもらった森の人を装備して、再び旅に出るキノとエルメス。
エルメス「いい国だったね」
キノ「あぁ、楽しかった。とても文句の言いようもないさ…」
悲しい…!!!
仕方のないこととはいえ、もっと、もっとみんな運命に抗ってくれよ~!!!
死ぬことが分かっていて、それがいつ来るのかもわかっていてどうしてあんなに穏やかにいられるんだろう。
みんな運命受け入れすぎ…。
あの国でカノンを見た主人が師匠の話をしていましたが、あの感じからすると主人は昔師匠と旅をしていたハンサムさんなのかな?
キノが師匠のことを「知らない」と言っていたのは師匠からそう言うように言われてたからですねw
色んな所で恨み買ってるしw
キノ自身は気づいていないけど、師匠の『カノン』とハンサムさんの『森の人』を持っているキノが2人の後継者のような、2人に代わって世界を見ているような感じですごく良いですね!
次回のお話↓
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