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キノの旅 第10話 【あらすじ・感想】 評判最悪の国で大歓迎されたキノ!さくらに案内され森の人をもらい大満足!しかしその国には秘密が…。
以下感想(ネタバレ注意)
大人の国で少女が出会ったのは、旅人のキノ
エルメス「これからどうするの?」
キノ「そうだなぁ。歌おうかな」
一面真っ赤な花畑の中。
わざとエルメスを倒したキノ。
エルメス「ひどいなぁ。こんなひどいことをするのは一体誰?」
それはあの時と同じ。
あの時と同じ「名前」を問いかける言葉。
それはまだ少女が生まれた国で住んでいた頃。
その国で自分は何と呼ばれていたのかもう少女は覚えていません。
それは何かの花の名前で、よく男子にからかわれていたことだけは覚えていますが…。
少女が11歳の時、その国にキノという名の旅人がやってきました。
街でキノに声をかけられた少女。
宿屋を探すキノですが、まさに少女の家がその宿屋!
キノは少女の宿屋のお客さんになりました。
翌日。
スクラップのモトラドを修理するキノ。
今まで歩いて旅をしてきたキノ。
モトラドがあれば度がすごく楽になる!
少女の部屋にはある日付を数えるカレンダーが…。
その日付はあと1日。
モトラドの修理もあと1日で完成するらしい。
キノ「こいつは一人では動けないんだ。誰かが乗って契約しなきゃいけない」
少女「契約って何?」
キノ「この場合はお互いに助け合う約束をすることさ」
モトラドが速く走る代わりに人間がそのバランスをとる。
そうすれば旅はもっと快適で楽しいものになる。
キノと少女、2人でそのモトラドをエルメスという名前に決めました。
大人になる手術を受ける少女。「大人」とは一体何なのか…?
少女にとって「大人」とは辛いことがあっても我慢して笑顔で仕事をしなければならない存在。
キノにとっては旅が仕事って言えるのかな?
少女「仕事って辛いものなんだよ。楽しくないんだよ。もしも楽しい事があるなら旅は仕事じゃないよ」
そんなぁ…。
めちゃくちゃ極論だなw
明後日「大人」になるための手術を受けるという少女。
この国では、12歳になったら子どもの頭を開け、「大人」になるための手術をする決まり…。
そうすれば嫌なこともきちんと出来て、わがままも言わない「立派な大人」になれるらしい。
怖っ!
それはずいぶんと乱暴な…。
ちゃんとした大人というものは一体何なのか…。
少女「じゃあキノは一体何なの?」
キノ「ぼくかい?僕はキノさ!キノって名前の男。それだけかな?そして旅をしている。僕は旅が好きだ!だから旅をしている」
それがキノのやりたいこと。
大人だからとか子どもだからとか、そんなことは関係なく、やりたいことをしているキノ。
それは少女にとって全く価値観の違う存在!
大人なのにやりたいことをして、楽しそうで。
目をキラキラさせているそんな大人の存在!
少女の一番好きなことは歌を歌うこと!
キノ(CV小野D)の歌よw
下手に歌うのが上手いなww
キノと違って歌の上手い少女。
しかし、少女の家は宿屋。
大人は家を継がせるために子どもを産むもの。
それがこの国のあたりまえ。
少女は歌手にはなれません…。
それはキノにとってはどうすることもできないこと…。
少女の手術の日。キノになった少女
少女の大人になる手術の日まであと1日。
少女「お父さん、お母さん。ねぇ、私は大人になるための手術は受けたくないな…。それ以外に大人になる方法はないの?今の自分のままで大人になる方法はないのかな…?」
あ……。
言っちゃった…。
父親「馬鹿野郎!!!!なんてこと言うんだ!!この罰当たりが!!!今までみんなが立派な大人になってきた手術をお前は馬鹿にするのか!?大人を馬鹿にするのか!!??」
両親大激怒!!
怒り方が常軌を逸している…。
街の人から「子どもの育て方を間違えた」と怒られ、両親の怒りの矛先はキノへ向かう…。
「そこの汚い旅野郎」って呼び方面白いなw
なんとなく全てを事態を察したキノ。
それでも毅然とした態度!
どの家にも、どんな国にも、それぞれの事情や習わしがある。
それは仕方のないこと。
その価値観が自分と合わないものでも、そこに口を出すのは確かにいいことではないのかもしれない…。
今日はキノがこの国に入国して3日目。
モトラドの修理を終え、今まさに出国しようとするキノ。
ですが…────。
少女に包丁を向ける父親。
偉い人「そこの娘を処分するためですよ。そこの娘は偉大なる手術を拒否して上位なる親に逆らったのです。子どもはいついかなる時も親の所有物。親が子どもを作ったのですから親には失敗作を処分する当然の権利があります」
父親「出来損ないが…」
少女に向けて包丁を突き出す父親!
そこに飛び込んだキノ!!
父親はそれを見越していたようにキノに包丁を突き刺す。
これが大人のやることなの…?
???「自転車に乗ったことはあるかい?ここにいると君、死ぬんだろう」
それはちょうど少女の後ろにあるモトラドから聞こえる声。
死にたくはないけれど、死を待つしかない少女に第3の選択をくれたモトラド。
エルメス「逃げるんだよ!」
モトラドに飛び乗り、教えられた通りに走ってそのまま城門を飛び出した少女とモトラド!
色褪せた国の中から鮮やかな外の世界へ!!
たどり着いた先は赤い花が咲き乱れる草原。
止まり方を教えられてないのでモトラドはそのままゆっくり転倒w
エルメス「ひどいなぁ。こんなひどいことをするのは一体誰?」
言われるままに来てしまったけれど…。
あの後キノはどうなってしまったのか…。
本当は、あそこで死ぬのはキノじゃなくて少女だったはずなのに…。
少女「キノ…」
その言葉を聞いて少女のことをキノと勘違いしたモトラド。
エルメス「さっき名前を聞いた時そう言ったよ、違うの?」
少女「私は…、キノ。キノだよ。いい名前でしょ」
こうしてキノとなった少女。
ここからが、本当にキノの旅の始まり。
キノの過去編でしたね!
何の変哲もない、普通の少女だったキノ。
少女は自分の名前をはっきりとは言っていませんでしたが、過去にサクラと会った時に意味深なこと言ってたのでおそらくキノもサクラという名前だったんでしょうね。
キノと出会わなければ、生まれた国のおかしさに気づくことも、国の外の世界を知ることもなかったわけですよね…。
もはや事故に近いような出来事だったけど、こうして少女の運命は変わってキノが生まれたんですね!
原作では、自分のせいで亡くなってしまったキノの故郷へ行く話もありましたね。
あれもあれで色々大変な話だった…。
興味のある人は原作を読んで見てください!(^^)
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